永福町駅ビルテナントと京王リトナード永福町に関する京王からのリリースを読み解く

永福町駅がいま、改築真っ最中。駅ビル誕生に伴ってお店テナント店舗が入る模様。2月8日付けで京王よりニュースリリースが出されており、駅ビル全体の施設概要や屋上庭園についても触れられている。ここではその全文を紹介、詳しく読み込んでいく。参考:京王ニュースリリース

新しい永福町駅イメージ

「京王リトナード永福町」複合商業施設が3月23日(水)にオープン

京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、社長:永田 正)は、京王井の頭線永福町駅の駅ビル(場所:東京都杉並区永福2-60-31)に複合商業施設「京王リトナード永福町」(地下2階・地上3階)を3月23日(水)にオープンさせます。

「京王リトナード永福町」のテナント構成は、以前から地域の皆様にご利用いただいてきたスーパーマーケット「京王ストア」をリニューアルし、上質な商品を豊富に取り扱う高級業態「キッチンコート」をはじめ、パン・洋菓子・輸入食品・書籍などの物販店舗、美容室・リラクゼーションなどのサービス店舗のほか、「京王キッズプラッツ」(4月1日開園予定/東京都認証保育所申請中)を含めた計20店舗(既存店1店を含む)となっています。

本施設は「感度の高いライフスタイル」「人々の集うコミュニケーション空間」をキーワードに、「キッチンコート」の主要な顧客である主婦層に加えて、20~30代女性の取り込みを図ります。また、永福町駅改札から徒歩0分となっており、施設を利用するお客様と駅を利用するお客様双方にとって便利な施設となっています。

なお、本施設は屋上庭園「ふくにわ」を開園するほか、ドライミスト防暑装置、太陽光発電パネル、雨水利用システムなど、環境に配慮した設備を採用しています。

「京王リトナード永福町」の概要

  • 所在地:東京都杉並区永福二丁目60番31号
  • 敷地面積:4,375m²
  • 延床面積:5,811m²
  • 構造:地下2階・地上3階
  • 店舗数:20店舗(既存店1店を含む)

入居テナント

フロア 店舗名 会社名 業種
1 キッチンコート (株)京王ストア スーパーマーケット
2 京王不動産 京王不動産(株) 不動産仲介
ルアンルアン (株)ボックスグループ リラクゼーション
カルディコーヒーファーム (株)キャメル珈琲 コーヒー豆・輸入食品
エスプリ・ドゥ・パリ ㈲おかし倶楽部 洋菓子
ベーカリー&カフェ ルパ 京王食品(株) ベーカリー・カフェ
LBC market (株)コックス レディースファッション・生活雑貨
日本橋屋 (株)日本橋屋長兵衛 和菓子
フラワーショップ京王 京王グリーンサービス(株) 生花店
トモズ (株)住商ドラッグストアーズ ドラッグストア
ドコモショップ パナソニックテレコム(株) 携帯電話
靴専科 長谷川興産(株) 靴・バッグ等革製品のトータルエステ
京王ほっとネットワーク 京王電鉄(株) 生活サポートサービス
K-Shop
(昨年3月開業済)
(株)京王リテールサービス ミニコンビニ
3 京王キッズプラッツ
(4月1日開園予定)
(株)京王子育てサポート 東京都認証保育所(申請中)
啓文堂書店 京王書籍販売(株) 書籍・雑誌
motherways マザウェイズジャパン(株) ベビー・子供用品
Image AVEDA (株)さくら屋 美容室

※上記店舗のほか、サービス店舗等2店。

環境へ配慮した点

屋上庭園「ふくにわ」

屋上庭園「ふくにわ」の完成イメージ

  • 面積:約450m²
  • ねらい:屋上を緑化することにより太陽の熱を遮断し、階下の温度を下げることでエアコンに使用するエネルギーを削減します。今回の計画では、単なる屋上緑化ではなく、地域の方が日常的に利用できる憩いの場やイベントスペースを提供し、コミュニティ醸成の場としてご利用いただきたいとの思いから、「みどりあふれるコミュニティ庭園」を一般開放します。
  1. 中央に円形の芝生広場を配置し、地域の方々が集えるコミュニティスペースとしてご利用いただけます。
  2. 広場を囲むように多くの休憩スペースを配置しました。
  3. シンボルツリーの桜やバラの香りアーチなど、四季の植物の香りや彩りを身近にたのしむことができます。
  4. 季節ごとに植え替えていく花壇は、みどりの変化を楽しんでいただけます。

環境省が主催する「2010年度『みどり香るまちづくり』企画コンテスト」において、『入賞』を受賞いたしました。

ドライミスト防暑装置

ドライミスト防暑装置とは、噴射された微細な水が気化する際に周辺の空気から熱を奪うしくみを利用した冷却システムで、空調の効かない屋外空間でも、わずかなエネルギーで気温を低下させ、ヒートアイランド現象の緩和に貢献します。永福町駅では北口・南口に装置を設置し、夏季期間中、涼しく快適な環境を作ります。

太陽光発電パネル

永福町駅ラッチ外コンコースのガラス屋根の一部には、太陽光発電パネルを採用し、太陽光による発電でおおむね屋上庭園の照明をまかなえる発電量を計画しています。また、このパネルは遮熱による節電効果も併せ持つ環境対策ガラスとなっています。

雨水利用システム

2010年3月まで利用していた旧地下通路部分を雨水の貯水タンクとして利用し、本施設に降った雨水をトイレの洗浄水の一部としてまかないます。その結果、水資源の節約と同時にCO2の排出を抑制します。

「キッチンコート」で初めて天井照明にLED照明を導入

1階のスーパーマーケット「キッチンコート」(運営:(株)京王ストア)では、790m²の売場の天井照明にLED照明を導入します。消費電力が従来の蛍光灯タイプと比べて約40%削減でき、併せてCO2排出量の削減にも寄与します。(株)京王ストアで売場の天井照明にLED照明を導入するのは今回が初めてです。

「リトナード」とは

スペイン語の「reto-no(リトノ)/若い芽」とフランス語の「promnade(プロムナード)/散歩道」を組み合わせ、毎日の生活に新しい花を咲かせるショッピングの小径でありたいという思いを込めて名付けました。

永福町駅ビル商業施設「京王リトナード永福町」に入るテナントを個別にチェック

キッチンコート

「京王ストア」よりも高級志向の食品スーパーマーケット。HPは京王ストアと同じ。HPでは現在採用を活発に行っている模様。

京王不動産

  • 会社:京王不動産(株)
  • 業種:不動産仲介
  • HP:京王不動産

京王沿線地域密着型の不動産仲介業。地域にもとからある不動産への影響はどうか。以下HPより抜粋。

京王不動産が「総合不動産会社」として着実な成長を遂げる理由。それは、私たちが首都圏西部地域を基盤として発展を続ける京王グループの一員だからです。

京王グループは、新宿からはじまる東京西部地域一帯を基盤にした運輸、流通、レジャー・サービス、不動産・建設業などの43社(2010年6月現在)からなる「生活総合企業集団」です。

私たちはその確かな信頼をバックボーンに、グループの総力をあげ、沿線にお住まいのお客様を中心としたさまざまな不動産ニーズにお応えしていきます。

私たちが質の高い商品とサービスを提供することにより、お客様に満足していただき、ひいてはより豊かで快適な生活環境づくりにつながるよう取り組んでまいります。

ルアンルアン

総合リラクゼーションサロン。どのくらいの広さになるだろう。男性もOKなようで、会社帰りのサラリーマンには気になる存在になるかもしれない。以下HPより抜粋。

「Ruam」とはタイ語で「心」を意味します。お客様の「心」にひびく、スタッフの「心」からのサービス。Ruam Ruam は単なるリラクゼーションサロンの施設ではなく、「心」と「心」のお付き合いをさせていただくリラクゼーションサロンです。

カルディコーヒーファーム

ついに来ました。私の知ってる限りでも、下北沢→吉祥寺→浜田山と、その包囲網は狭まるばかり。荻窪にもあるし、もうどこにでもあるイメージ。コーヒー無料配布とあの、店外まで広がる深い香りはたまりませんね。輸入食品も魅力。本社は世田谷なんですね。以下HPより抜粋。

こだわりのオリジナルコーヒー豆、輸入食品、ワインにチーズ。世界中から集めた食材が所狭しと並ぶ店内は、まさに”路地裏の宝探し”。店内隅々までご覧ください。あなたのお探しの商品や思わぬ掘り出し物が見つかるかも?

エスプリ・ドゥ・パリ

吉祥寺と立川にある洋菓子店が永福町駅に。「究極のモンブラン」が大人気とのこと。以下HPより抜粋。

菓子職人として修行を積んでいた29歳のとき、私は日増しにふくれあがるフランス菓子への強い憧れを抑えきれず、単独パリを訪れました。

そこで本場のお菓子づくりを学ぶべく、30軒以上のお店に修行をお願いして廻ったのですが、残念ながら当時のフランスでは外国人に対する労働許可がなかなか下りず、私を雇ってくれるお店は見つかりませんでした。

しかしその滞在中に、私は友人とともに多くの一流店を食べ歩き、その本場の味と精神に直に触れる機会を得ることができました。

このときの体験と感動が、現在の私のお菓子づくりやお菓子そのものに対する考え方の基礎をつくってくれたと思います。

ベーカリー&カフェ ルパ

  • 会社:京王食品(株)
  • 業種:ベーカリー・カフェ
  • HP:ルパ

HPがすごくWeb1.0的で面白い。ホームページビルダーで作ってますなこりゃ。吉祥寺にあるのは知っていました。店舗数がけっこう多いです。

LBC market

最近運営会社が変わったブランド。完全レディースのファッションと生活雑貨。吉祥寺にありそうな、最近増えているスタイルのお店と予想。新しい永福町駅は女性がターゲット、それが伝わる一店。

日本橋屋

和菓子!日本橋のお店なのですが都内などいくつも店舗があります。下北沢、荻窪にもあります。他の軽食系と競合する気がします。今日は洋菓子かしら、和菓子かしら、イートインかしら。

フラワーショップ京王

ルパと同様、こりゃまたHPがひどい。京王って、本家サイトは企業サイトにしては見やすいし親しみやすいのだけれど、枝葉は知らんぷりなのね。生花・園芸品販売業、宴会・慶弔装花、レンタル植木。しっかし京王はなんでもやるんですなぁ。

トモズ

あ!このロゴ見たことある。ドラッグストアはあまり行かないので、このくらいの認識。杉並区だと西荻、梅里、高円寺にありますね。マツキヨの黄色い看板とがつがつ営業よりは上品ぽくてよかったのかも。さ、駅前ドラッグストア、どうなるんだろう。

ドコモショップ

ドコモショップってパナソニック系列の会社が運営しているの?なんとも不思議。他のキャリアを差し置いてドコモが駅構内店舗ゲットかぁ。土日に店前に女の子立たせて声張り上げてキャンペーン張るのは止めて欲しいと切に願います。

靴専科

来た来た来たー。利用したことないけど私の大好きなお店。コンセプト、店舗・SPデザイン、接客など好きなんです。荻窪、久我山にあるのを確認しています。靴やバックを新品同様に復活してくれる、ちょっと他にはないチェーン店です。けっこう駅前を攻めますね。高級志向・高齢者指向の永福町にはマッチするかも。

京王ほっとネットワーク

こちらはちゃんとしたHPですな。というかなんだこれ?なんの店だ?HPを読むと何やら面白い。現代版よろず屋というかなんでも屋というか、細かな困りごとを解決するスペース。杉並区おた助も参考にしたい。ちょっと行政よりなサービス内容だ。出来たらぜひ行こう。以下HPより抜粋。

京王グループでは、少子高齢化が進むなか、沿線が将来にわたり活力を維持できるサイクルをつくり上げるため、高齢者世代が生き生きと暮らせる街づくり、子育て世代が暮らしたくなる街づくりに積極的に取り組んでいます。

「京王ほっとネットワーク」は、「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」を目指して、沿線にお住まいの方々の暮らしに役立つ生活サポートサービスを提供しています。案内カウンターを担う2店舗(高幡店、桜上水店)以外にも、フリーダイヤル、インターネットを通じて日々の生活に役立つ情報を提供しています。

現在、京王線・井の頭線沿線全域で展開するサービスメニューとして、浴室やキッチンのリニューアルから鍵の交換、畳の張替えまで幅広く対応する『住まいの“ほっと”サービス』、キッチン・バス・トイレの掃除や部屋の片付けなど日常家事のお手伝いをする『家事の“ほっと”サービス』、ガードマンの駆けつけ対象エリアが沿線全域に拡大となった「シニアセキュリティ」、ファミリー世代向けに大事なお住まいと家族を守る新サービス「京王・ALSOKホームセキュリティ」、さらに「パソコン・デジタル家電訪問サポート」を加えた『安心の“ほっと”サービス』をご提供しています。高幡店・桜上水店周辺地域では京王ストアなどでのお買い上げ商品の宅配や、インターネット・電話・ファックスでの注文に対応するネットスーパーを展開する『お買物の“ほっと”サービス』を実施しています。

その他にも、各種相談会・セミナーの開催や、コピー機、デジカメプリントなど、暮らしに役立つ様々なサービスをご提供しています。「京王ほっとネットワーク」をぜひご利用ください。

K-Shop(昨年3月開業済)

  • 会社:(株)京王リテールサービス
  • 業種:ミニコンビニ

まさにミニコンビニ。こちらはもう完成して稼働しています。改札出てすぐ左にある、ハリーポッターの部屋みたいなお店です。

京王キッズプラッツ(4月1日開園予定)

駅ナカに保育所とは、さすが杉並区。朝一緒に駅まで行って預けて、帰りに買い物してから引き取りに行く黄金ルート想定か。天気のいい日には屋上庭園に行って日なたぼっこできる。以下HPより抜粋。

2011年4月オープン予定。京王井の頭線永福町駅の3階にあり、送り迎えに便利です。2011年度新入園児のエントリーを受付中です。お気軽にお問い合わせください。

啓文堂書店

  • 会社:京王書籍販売(株)
  • 業種:書籍・雑誌
  • HP:啓文堂書店

こう見ると本当に京王系が多いですね。手持ちのバラエティが多い。

motherways

中心価格は1990円!とのこと。保育園と同じ階だから、ママさんはつい寄ってしまいそう。

Image AVEDA

吉祥寺にもあったような。おしゃれです。

テナントの布陣は完全に女性向けと受け取れるよね

スイーツ、レディース服飾、リラクゼーション、保育園、ベビー・子供服、美容室、ドラッグストア。リリースでも明確にしているように、完全に女性向けの布陣。独身女性~若いママまでカバーする、大人の女性向け商業施設と感じる。

これまでの永福町駅は、特に女性ウケを押すまちではなかったが、リトナード永福町の完成により、まちのイメージががらっと変わるのではないか。

そして京王ストアが、高級志向のスタイルにチェンジすることも大事。そう。テナント全体を見ても、特に安売りを強みとしたお店は無い。デフレ脱却を担う新たな風を永福町に持ち込んでくれるか?期待しています。

既存の商店街はどう動くべきか?デメリットだけでなく、新たな人の流入というメリットも必ずある。リトナード止まりにさせない、新たな施策は必要になってくるかもしれない。競合が出店するような業種では、動きを見極め、差別化を図る必要があるかもしれない。「あぁ、やっぱり昔からあるあのお店だわ」になるか、「あら、この新しいお店いいわね」になるか、最初の3カ月は結構大事じゃないだろうか。

気になるのが、京王ほっとネットワーク。永福町駅前のコンシェルジュ的な振る舞いはしないのかな?リトナードから地上の商店街へ足を延ばすインセンティブを与えるような、情報発信基地な役割は無いのかな?

3月23日、永福町駅は変身します

長らくの工事はもうすぐ終わりを迎えます。予定では3月23日にグランドオープン。新しい永福町駅の誕生により、周辺地域はどう変わるか?興味津津です。

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